2012年3月26日月曜日

詞とメロディ

新しい曲。リズムとサウンドのだいたいのイメージがあって、それから歌詞がするっとできたので、そしてそこそこ気に入ったので、今回は詞先でできるかなと思ったのだけど。どんなメロディーをのせても自分の歌じゃないみたいな気がする。やっぱり、詞と曲いっしょじゃないとできないみたい。曲だけ先に作るのも、どこにでもあるメロディとコード進行のような気がしてしまい、最後まで完成させたことがない。インストは、ピアノパブで弾く曲、逗子マリーナでの結婚式のテーマ曲、のこぎりのイトウマキさんと演奏するための曲・・・など、目的があるとできるみたい。

ピアノをポロポロやりながらしばらくフンフンやっていたら一部分だけ歌詞ののったメロディが出てきて、それを気に入ったので、ああまた最初からやり直しだなとあきらめて作業はそこでやめて、夜は映画を見た。

これまたOLマリコさんが紹介していた、観たいなとずっと思っていてようやく借りてきた秋津温泉。そしたら、映画の最初の方でおさげの岡田茉莉子さんが、その一部分の歌詞を、ひとつのセリフの中で何度も何度も発せられたので、ほほーと思った。

秋津温泉、主演の岡田茉莉子さんの着物がどれもとても素敵だった。くねっとしなを作るような動きとか表情とか、あとメイクも?オードリーヘップバーンみたい、とも思った。雄大な山々を背景に、着物姿に赤いマフラー巻いた茉莉子さんが丘を駆け降りるシーン。朱色がかったフランスの赤は永遠の憧れだけど、日本の赤もきれいだな。


2012年3月17日土曜日

亀の手



横須賀に住む友人夫婦とランチ。いいお天気。午前中の京急線の下り。ふわっとした雲がゆっくり流れていくのを窓から眺めながら、だんだん海に近づいていく。好きな人たちに会いに行く。


佐島の和食屋さん「海辺」はやっぱり前に一度行ったことがあるところだった。刺身定食1,500円。あまりの美味しさに、佐島に住みたくなる。でも、この辺りは葉山と同じで電車の便が悪く、車がないとどうにもならないらしい。まず免許、か。

お店を出て、近くの魚屋さんまでぶらぶら歩いていく。マンボウが地べたにゴロンと横になっていて驚く。カメノテを見つけた。1パック400円。カメノテに似た貝をリスボンで食べた。観光客向けっぽい店にふらっと入ってガイドブックで見たその貝を注文し、お会計のとき値段を見てあわてた。何かの間違いではないですか?とお店の人に聞いたけどやっぱりその値段だった。美味しかったけど。400円のカメノテはリスボンで食べた貝よりもかなり小ぶり。身の大きさは10分の1くらい。

海に行くと、特に晴れた日の海に行くと、体中の血管がゆるむような、肩まで風呂に浸かってはーーーっとため息が出るようなかんじになる。山下公園の海でもそうなるんだけど。やっぱり、砂浜のある海や漁港は「はーーーっ」成分の濃度が違う。もういっそのこと住んでしまえばいいのに、と思う。まず免許、か。

関口牧場というところに連れて行ってもらって、牛や羊や山羊を見ながら、匂いを嗅ぎながら、ソフトクリームを食べた。いろいろと濃厚なミルク味。そのあと、野菜の直売所にも連れていってもらって、そこではポワロを発見!1本100円。大コーフン。

カメノテは塩ゆでして、友人夫婦からお土産でもらった生ワカメもさっとゆでてホタテのお刺身や新玉ねぎとサラダにして、いただきました。茶色っぽい生ワカメは、熱湯に入れるとたちまち緑色に変わった。きれいな緑色。どちらも、磯の香り強く、海というか海水浴を食べているみたいな味。

ホワイトデー特需でいつもよりさらに帰りの遅いトガゼンにゆでたてのカメノテを食べさせたくて、待っていたんだけど、あと少しというところで寝てしまった。冷蔵庫のカメノテをすでに塩ゆでされたものと思い、そのまま生で食べたそうだ。ちゃんと一個ずつ身をはがしてマリネにして。ワカメも生のままを切って食べたそうだ。朝になってそのことを聞き、なんで起こしてくれなかったのかと逆切れ。しばらくひとりで怒っていた。トガゼンのおなかは大丈夫だった。


2012年3月13日火曜日

長屋門珈琲



私の故郷山口県萩市にある喫茶店「長屋門珈琲」でライブをやったときの写真を、

田邊るみさん(2/18の日記に登場するRちゃんです)が送ってくれました。
「まだまだいいのたくさんある」そうです。楽しみです。 

この日るみちゃんは、映像作家のご主人といっしょにホンカクテキ機材をもって
撮影に来てくれたのでした。 
ええっとあれはいつだったっけ、とパソコンの中を調べて見たら、2007年。
また長屋門珈琲でライブできたらいいなあと思いながら、
もう5年も経ってしまった。

帰省したときには必ず立ち寄る長屋門珈琲、
ここのコーヒーは世界一美味しいと思います。
生まれ育った町の水や空気の作用も大いにあるのだろうと思います。 

コーヒー一筋のマスターは、ボッサ51時代にお世話になったこともある
沼田元気さんの従兄さんです。
(お世話になっていたときはそのつながりを知らず、後になって知り驚いた。) 

長屋門珈琲カフェ・ティカル、萩市へお越しの際はぜひお立ち寄りください。


photo by 田邊るみさん

2012年3月4日日曜日

木琴!



石川町のバナナレコードで見たことないブロッサム・ディアリーのレコードを発見。LP名盤コレクション・オン・ヴァーヴ パート3「ブロッサム・ディアリー/ブロードウェイ・ヒット・ソングス」。1,680円也。

ピアノを弾かないブロッサム・ディアリー、ミュージカルの曲、オーケストラもの、テキトーなかんじのジャケ・・・などなどから、もしかしたらがっかりするかもなと思いながら聴いたのだけど、すごくよかった。
コケティッシュで洗練されたブロッサムの歌とピアノをそのまま拡大したようなオーケストラアレンジ。ピッコロ、バスクラリネット、それから、ヴィブラフォンの替わりのように登場するマリンバ!が、くすっと笑ってしまうような素敵さ。「ワインの試飲はしたことないの」とか「it's too good for the average man」とか変わった歌詞がブロッサムの声で聴こえてくるのも新鮮で楽しい。

昨日は3月3日なのでちらし寿司を作った。娘はおらんのじゃが。食べ物の行事にはできるだけ参加したい。音楽を聴く方に集中しながら上の空で作ったので、できたものは上の空な味。椎茸味濃くなっちゃったから人参は味薄めにして、錦糸卵しょっぱくなったから寿司飯の塩控えて・・・とやっていたら最後にそれらしいものは出来て、でもなんかぼやっとした味。

バナナレコードでアナログレコードを買うと、ビニールカバーを余分にくれるのだけど、あれはなぜだろう?使い方がわからない。レコードはすでに2枚くらいのしっかりしたビニールカバーで覆われているのに。だから、余分なカバーは要らないんだけど、アナログなんてめったに買わないからそのことを忘れていて、「お付けしますか?」と聞かれるとつい「はい」と答えてしまう。